ハロプロMVいまさら分析シリーズ!
今回はモーニング娘。の『涙が止まらない放課後』です。
本日の動画です。
この楽曲の位置づけ
『涙が止まらない放課後』は、2004年11月03日に発売されたモーニング娘。の24thシングル曲。
4期メンバー辻希美さんと加護亜衣さんが卒業し、12人での新体制初シングルです。
紺野あさ美ちゃんや道重さゆみちゃんなど、歌唱ではあまり目立たないメンバーがメインボーカルに選出されており、シングルでは貴重です。
スキルだけじゃない、モーニング娘。の新たな可能性を見せた作品ではないでしょうか。
きっと両想い
この曲ではバックダンサーが男役と女役に分かれていることでおなじみですが、他にも男らしさを感じる部分があります。
弓道着
何かと疑問の声が多かった弓道着ですが、男らしさの表現に見えます。
メインとなるシーンでは、シャボン玉が浮いてたり、明度が高い色の衣装だったりと、可愛らしくて柔らかい雰囲気。
対して弓道着は明度が低い色ですし、なにより武道という部分で強さを感じます。
最近だと、こぶしファクトリーのアルバムジャケ写で話題になった弓道着。
着用方法でも男女差があるようですが、諸説ありすぎてわかりませんw
娘。の方は胸当てをつけてないという部分で、少しだけ男らしさを加点してるのかなぁと。
そんな弓道着姿の人たちが、フェンス越しに何かを見ているわけです。
おそらくメインの可愛らしいメンバーたちでしょうね。
この見守られているという演出が、愛をより大きいものに感じさせます。
デュエット
歌唱の支えとしてボーカルに加わる藤本美貴さん。
ダントツで歌がうまいので主役の座が持っていかれる思いきや、彼女の使い方が非常に上手いと思うのです。
サビでは「涙止まらないわ」というフレーズが2回ありますが、その2回目を歌う藤本美貴さんの力強い声。
1回目の他メンバーと対比させることで、男女デュエットのように聴こえてきます。
バックで行われるデュエットダンスからも、そのような雰囲気が感じられますね。
幸せを噛みしめる
センターを務める紺野あさ美ちゃんからは、愛を感じている様子がひしひしと伝わります。
とくにサビ終わりの「幸せがすぎるから」という歌詞がとてもイイ。
”幸せすぎる”と続けて言わないことで、喜びが強調されています。
また、助詞を入れた丁寧な言い回しになってますよね。
Bメロの「生きてけないほど はずいから」というような俗語表現と対比ができます。
サビのデュエットっぽさを考えると、普段はお茶目な女の子が、相手を目の前にしてかしこまるような感じでしょうか。
藤本美貴さんの力強い声に続くこのパート。
スキルメンに支えてもらう安心感もあり、噛みしめるように歌う姿からは幸せがあふれています。
「辻・加護がいるときにリリースしてほしかった」という声をよく耳にしますが、やはり紺野あさ美ちゃんがバッチリはまってます。
(まぁこんこんの為に書いたということなんでw)
包まれるような落ち着いた幸せを表現するために、茶目っ気が減ったこの時期に披露することになったのではないでしょうか。
皆様の意見、間違った内容の指摘などがあればコメントください。
個人的には、今のモーニング娘。に欲しいのがこの路線です。
愛嬌に特化したメンバーをスキルで引き立てていく、スキル主義いったんお休み曲。
まぁこの曲も当時はこけましたし、新規ファン獲得には向かないかもしれませんが。
アルバム曲ぐらいでどうかお願いしますm(_ _)m
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