【歌詞・MV分析】サイダーは素直やで。Juice=Juice『微炭酸』のMVを分析・考察してみた

   

Juice=Juiceの11枚目シングル『微炭酸/ポツリと/Good bye & Good luck!』が発売されました。

今回はその中から『微炭酸』のミュージックビデオを分析・考察していきたいと思います!

久々の分析・考察記事なのでどうかお手柔らかにw

 

動画が公開されない方はコチラ

 

この曲の位置付け

2019年2月13日に発売された、Juice=Juiceの11枚目シングルに収録されている楽曲ですね。

この11枚目シングルが梁川奈々美ちゃんにとってはラスト稲場愛香ちゃんにとっては初めてとなります。

またこの曲に関しては稲場愛香ちゃんが宮本佳林ちゃんとのWセンターに抜擢されているということでも話題になっていました。

 

ここ最近のJuice=Juiceに対しては、「アンタが来ないなら他の男にとられちゃうわよ」と言わんばかりの強くてプライドが高い女性像を思い浮かべていました。

しかし今回の『微炭酸』は片思いかつ失恋曲ということで、ガラリとイメージを変えてきたことに驚きです。

ファンからは「Wセンター体制に伴った路線変更を狙っているんじゃないか」との声もありました。

 

個人的な予想として、『微炭酸』はJuice=Juiceではなくつばきファクトリーが歌う予定の曲だったんじゃないかと考えています。

梁川奈々美ちゃんの卒業が急遽決まったことでシングルを出すことになったものの、同時に稲場愛香ちゃんにとっては初シングル。

いつものように小片リサちゃんと岸本ゆめのちゃんあたりのWセンターを想定して作っていた『微炭酸』を、Juice=Juiceが歌うことになったのかもしれません。

「君にだけ 相当 純情」という歌詞なんてつばきファクトリーそのものですしw

良くも悪くも、新しいJuice=Juiceのイメージを形成する曲となっていますね。




せめてもう少し早ければ…あふれる手遅れ感

この『微炭酸』はとにかく「あともう1歩、はやく自分が踏み出しておけば…」というような手遅れ感あふれる歌詞になっていますね。

とくに印象深い部分について語っていきます。

 

見透かされてしまいたくて 早起きしたのに
春色した爪の先を 袖に隠して心ブレーキかけたの

1番のAメロにあるこの歌詞。

”春色した爪”というのはネイルのことでしょうか。

好きなことを見透かしてもらうために早起きしてネイルを頑張ったと。

つまり相手に思いが伝わる覚悟ができたんでしょうね。

 

まさに『3回目のデート神話』状態。

しかし時すでに遅く、このあと相手から「彼女ができた」と伝えられるワケです。

 

続いて落ちサビ前の歌詞がコチラ。

予告もなしに訪れた 青い季節への自覚が
きっと君より少し遅かっただけで

”青い季節”というとネガティブなイメージを浮かべますが、ここでいうと「相手に気がないのを悟ったとき」か「好きすぎて辛い状況」を想像しました。

主人公がこれまで両思いだったという想定をしているとすれば、相手もどこかで諦めをつけるタイミングがあったワケです。

そんな気持ちの波が同じリズムだったなら2人は結ばれていたかもしれません。

 

2番のサビでは”想像だけじゃもうダメ”という歌詞があります。

相手への思いが抑えられない「好きすぎて辛い状況」で、コレがまさに”青い季節”なのかもしれません。

片思いとしてはピークをむかえています。

相手からみた主人公への思いがピークの時に”春色した爪の先”を見せれば、この恋は実るという想定をしていたんじゃないでしょうか。

 

”きっと君より少し遅かっただけで”という歌詞からして、フラれるにしてもせめて想いは伝えておきたかったハズ。

まさに覚悟をしていた自分としては悔やまれる結果ですよね。




サイダーはウソをつかない

タイトルの「微炭酸」にはどのような意味があるのでしょうか。

2番の歌詞に詳しい描写があるので、そこから掘っていきます。

「ひとくち飲めよ」 無邪気な顔で差し出すサイダー
気の抜けた味 当たらず触らずの私責めるみたい

微炭酸しゅわしゅわ
気づいたあの日から 弾けきれない私がキラい

相手から差し出されたサイダーが”気の抜けた味”ということで炭酸の抜けた、まさに「微炭酸」という状態。

好きな人に対して普通はそんな無頓着なことをせず、ちゃんと美味しいサイダーをわたすハズです。

そんな相手から好きな気持ちが湧き出ていない様子を「微炭酸」のサイダーに重ねたんじゃないでしょうか。

 

それと同時に「自分もそう見られていたのかもしれない」という後悔もあります。

本当は好きだったのに、これまで感情を表に出さなかったせいで相手からの気持ちが離れてしまったのではないかということ。

相手のことを好きだと思ったその瞬間から弾けきれなかった自分を悔やんでいますね。

 

しかし炭酸はウソをつきません。

自分のように気持ちを隠しているワケじゃなく、ホントに炭酸が残っていないから弾けていないという状態。

彼女ができたという相手の気持ちもまさにそうで、もはや主人公に対する恋愛感情は微塵もないんでしょうね。

この事実がさらに悲しさを演出しています。

 

友達なら隠し事はしないでいようね
まだ子供でいられた日の約束が憎い

2番のAメロ。

「隠し事はしない」という幼きころの約束どおり、相手は”微炭酸”のような主人公の反応を真に受けたワケです。

こんなことになるぐらいなら約束なんてしなければよかったと思っているんでしょうか。

また約束をしたときは隠し事をしなくてもイイ関係が築けたという、昔の素直さにも想いを巡らせていますね。

 

徹底的に諦めをつける

この曲が表現している”手遅れ感”からは、現実を直視することでなんとか諦めをつけようとする姿も想像できます。

落ちサビから最後のサビにかけての歌詞がコチラ。

信号がちかちか
誰にも聞き取れない小さな声で 「好き」がこぼれた

微炭酸しゅわしゅわ 誰にも気づかれない小さな音で恋は弾ける

ココでは”信号がちかちか”や”微炭酸しゅわしゅわ”などの語呂がとくに印象深いこの部分。

”キラキラ”や”ワクワク”などの感情的な擬態語に対して、擬音語である”ちかちか”や”しゅわしゅわ”は無機質なイメージがあります。

また”「好き」がこぼれた”とありますが、”誰にも聞き取れない小さな声”ということで恐らく相手に伝わってはいないのでしょう。

全体的に映像でも何かに閉じ込められていたり、通り過ぎていく人々など周囲から取り残されたような孤独感のあるシーンが多いですね。

 

君にだけ相当純情 手遅れの素直さに今更泣いたってダメ

今更届いたってダメ

最後の”今更届いたってダメ”は、この曲の手遅れ感を象徴するような歌詞。

これまでは”今更泣いたってダメ”ということで、泣いててはダメだけど伝えればよかったワケです。

しかし今となっては伝えてもダメ、完全なゲームオーバーとなってしまいました。

 

もちろん悲しみが溢れている部分ではありますが、同時に現実を直視することでキッパリと諦めをつけようとする潔さも感じられます。

その象徴が最後のアクセサリーを投げるシーンですね。

曲全体をとおして表現されていた徹底的なまでの手遅れ感が、最後は新たな一歩を踏み出すイイ原動力になっているように見えました。

 

まとめ

Met
素直になろな

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