現在のわたしの価値観から、過去の楽曲について振り返るハロプロMVいまさら分析シリーズ!
今回はこぶしファクトリーの『念には念(念入りVer.)』です。
本日の動画です。
この楽曲の位置づけ
『念には念(念入りVer.)』は2015年9月2日に発売された、こぶしファクトリーの1stシングル曲。
インディーズ時代に発売した『念には念』を、メジャーデビューにともない再集録したのがこの作品です。
(念入りVer.)となって何が変わったのかというと、ほぼなにも変わってませんw
唯一ちがうのはイントロで
念!!
と掛け声が入ってるぐらいでしょうか。
まさに「念」入りということですわ。
念入りなコンセプト
メジャーデビューシングルとして、この曲を持ってきたというところに強い意図があるんでしょうね。
グループのコンセプトにたいする丁寧さが感じられます。
念には念を入れて、売り出したんじゃないかと。
こぶしファクトリーが結成された2015年の1月は、Berryz工房の活動休止がすぐそこに迫っていました。
かねてより新グループの結成が予想されていたということで、満を持してのお披露目です。
さらには「Berryz工房の魂をうけつぐ」という使命まで背負ったことから、大きな注目も集めることに。
しょっぱなから勢いを感じるグループでした。
ところが初のオリジナル曲として発表されたのが
『念には念』
なわけです。
メロディこそパワーがあるものの、歌詞が歌詞ですよ。
勢いでいくんちゃうんかいと。
しかし、この曲のあたえる慎重なイメージが功を奏したのかもしれません。
勢いだけではない、重厚感のある力強さを生んでいます。
その後のこぶしファクトリーにとって、軸となった路線といえるでしょう。
同じく1stシングルに収録されている『ドスコイ!ケンキョにダイタン』は、まさしくそんなグループを世に放つ曲となったわけですね。
念入りな映像
映像としては、とにかくシンプル。
うかつに力強さを見せませんね。
それどころか衣装と背景からは、上品さすらうかがえます。
グループの良さでもあるバラエティ感といいますか、にぎやかさも抑えた仕上がりですね。
期待を背負ったグループだからこそ、慎重な売りだしかたを模索していたんでしょうか。
事務所がしっかりと手をかけている印象があったのもうなずけます。
ただ、そこまでするなら撮影場所に工場を選んだのはどうなんだと。
もうしわけ程度のファクトリー要素。
まぁ見方によっては素朴さも感じられますが。
白い衣装が初期アバターを表しているなんていわれれば、信じてしまいますよw
メジャーデビューシングルとして意図するところがあったのでしょうか。
念入りなメンバー構成
こぶしファクトリーといえば、当時のハロプロ研修生ではもっとも古株だった浜浦彩乃ちゃんや、田口夏実ちゃんがいます。
上層部をゴッソリもっていったグループという印象ですね。
もちろん申し分ないスキルがありました。
研修生ファンとしても自信をもって送りだしたメンバーたちでしょう。
これでも十分強いんですよ。
しかし、それだけではおさまらずナイスガールトレイニーからハロプロ研修生に移籍したばかりの広瀬彩海ちゃんと井上玲音ちゃんも一緒にデビューしました。
2人もかなりのレッスンを積んできたメンバー。
まさに
”念入り”グループ
といえるでしょう。
日本レコード大賞・新人賞の獲得も、そんな戦略の結果だったのかと思わされます。
皆様の意見、間違った内容の指摘などがあればコメントください。
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