11月11日に東京・池袋シアターグリーンで上演された『演劇女子部「僕たち可憐な少年合唱団」』に行ってきました!
じつのところ、ハロー!プロジェクトの舞台はまだ観劇したことがなかったんですよ。
そんな刺激の多かった現場についてレポしていきます。
本日の動画です。
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僕たち可憐な少年合唱団
あらすじ
↑パンフレットより
この舞台は、女の子たちが合唱コンクールで優勝をめざすおはなし。
かんたんにあらすじを紹介しましょう。
合唱コンクールがあと1週間後にせまってるにもかかわらず、主人公ようこちゃん率いるチームHの4人はまとまりがありません。
「どうかチームがまとまりますように」
神に祈るようこちゃん。
ちょうどそのとき、ウィーンの合唱団に所属する少年ヨハンくんが交通事故で死亡しました。
なんと、その魂がようこちゃんに乗りうつってしまいます。
すっかり男らしくなってしまったようこちゃんの姿に、おどろくチームのメンバーたち。
ようこちゃんを元にもどすには、乗りうつったヨハンくんの夢を叶えてあげなければいけません。
その夢というのが、ウィーン少年合唱団のステージで歌うことでした。
「だったら1週間後のコンクールをウィーン少年合唱団に見立てて、そこで優勝すればいいんじゃない?」
ここは少年合唱団だとヨハンくんに信じこませるため、チームのメンバーたちも男らしくふるまいます。
ようこちゃんを助けようと、少しづつ心をひとつにするチームH。
はたしてコンクールの結果は…
だいたいこんなかんじです。
けっこうファンタジーですよね。
奇跡をおこす
この舞台で感じたメッセージが、「奇跡も因縁生起のもとになりたつ」ということ。
ヨハンくんが乗りうつったことに対して”奇跡がおきた”とされていますが、起こるべくして起こったようにも見えるんですよ。
条件が揃ったからこその憑依だったんじゃないかと。
まず登場人物の名前が似てますよね。
- ようこ→ヨハン
- かおる→カール
- ゆりあ→ジュリアン
- ひなた→ピーター
- 天田→アマンダ
ライバルチームも同じような名前になってたハズですが、ちょっと忘れましたw
また、ようこちゃんとヨハンくんの境遇も似てます。
2人とも幼い頃にお母さんを亡くしていますし、1週間後に合唱コンクールを控えてました。
そしてヨハンくんが事故ったタイミングに、ようこちゃんが祈りをささげたと。
こんな奇跡ないやろw
と思いますよね。
これほどまでに重なったからこそ、魂が乗り移ったんでしょう。
奇跡を”おこした”として感動的だったのが、ようこちゃんのダンス。
序盤にようこちゃんが、お母さんの子守唄を思い出しながらソロダンスをするシーンがあります。
それと全くおなじダンスを、ヨハンくんが天国のお母さんと2人で踊るんですよ。
デュエットダンスをするヨハンくんと、ようこちゃんの姿が重なるじゃないですか。
ようこちゃんのお母さんに対する想いが届いたようで、涙なしでは見れませんでしたね。
全体としての感想
公演全体としての感想をのべていきます。
出演しているハロプロ研修生たちへの期待
プロデューサーの丹羽多聞アンドリウさんによると、今回の舞台を製作するきっかけとなったのが初回公演に出演したハロプロ研修生たちの活躍にあったとか。
3年前は先輩の背中を追っていた浜浦彩乃ちゃんや室田瑞希ちゃん、山岸理子ちゃんをはじめとする当時のハロプロ研修生たち。
しかし今となってはハロー!プロジェクトを支える重要なメンバーへと成長していますね。
舞台経験を活かしたアイドルとして活躍するすがたは、製作陣にも感慨ぶかいものがあったんでしょう。
そんな多くのメンバーを送りだした「僕たち可憐な少年合唱団」の再演となる今回の舞台。
もちろん出演しているハロプロ研修生たちには大きな期待がかかっているものと見えます。
舞台としての仕上がりのみならず、今後の活躍もふくめて観察してきました。
豪華な共演者
初演では研修生とともに保田圭さん、小川麻琴さんが出演してましたね。
今回は高橋愛ちゃんと、元宝塚歌劇の男役・扇けいさんが出演。
高橋愛ちゃんは、子供にしか見えないという天使の役。
モーニング娘。時代から舞台へのあこがれが強かったメンバーということで流石の演技力です。
アイドル感はだいぶなくなってますがw
扇けいさんは、ヨウコちゃんたちを指導するシスターを演じました。
最近の演劇女子部ではおなじみとなってきましたね。
元宝塚歌劇の男役ということで、キャスティングにも力をいれてることがうかがえます。
高橋愛ちゃんは大の宝塚ファンということで、扇けいさんと2人のデュエット曲では幸せいっぱいの表情がたのしめました。
2人の手をあわせて花をつくる部分があるのですが、後輩たちの前にもかかわらず完全にオトメでしたよw
扇けいさんにも男役の面影があり、すばらしい掛けあい。
ハロプロ研修生たちが着がえてるあいだのつなぎだと思うんですけどね。
コレは豪華すぎるショーですわ…。
メンバーごとの感想
今回の舞台は「#公演」と「♭公演」の2パターンありました。
それぞれの公演で、メインとなる研修生が入れかわります。
<#公演のメインメンバー>
・西田汐里ちゃん
・堀江葵月ちゃん
・野口胡桃ちゃん
・島倉りかちゃん
<♭公演のメインメンバー>
・前田こころちゃん
・小野琴己ちゃん
・金津美月ちゃん
・山田苺ちゃん
メインではないメンバーは、ようこちゃんのライバルチームを演じます。
ということでそんな出演メンバー8人についてそれぞれ感想を語っていきます。
西田汐里ちゃん
実力者ぞろいのハロプロ研修生26期から、ただ1人出演したメンバー。
物販のサンプル写真も西田汐里ちゃんばかりでしたから、推されてんだろうなぁとは思ってましたよ。
完全に主役の座をモノにしてましたね。
#公演では主役のようこちゃんを演じました。
クリーンでウラのないイメージが、ようこちゃんを演じるのにピッタリです。
序盤でチームメイトを褒める歌があり、そこでまったく嫌味ったらしさを感じないんですよ。
ヨハンくんが乗りうつっちゃうのも納得の純粋さ。
西田汐里ちゃんは歌もダンスもそつなくこなすメンバーですが、舞台もイケちゃうんですね。
女の子らしいビジュアルだからこそ、男が”乗りうつった”という不自然さだけを感じる見事な演技力でした。
♭公演では、悪役の中ではひかえめな立ち位置。
というか憎めませんわ。
あちらにも正義がある
といいますかw
たぶんどう頑張ってもワルい人間に見えないんでしょうねぇ。
堀江葵月ちゃん
こちらもただ1人、ハロプロ研修生22期から出演したメンバー。
というかそもそも22期は1人ですねw
道重さゆみちゃんの復活舞台にしばらく出演していたこともあり、演技力には期待してました。
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想像どおりの器用な技術がありますわ。
#公演では、気がつよい性格のかおるちゃんを演じました。
今回の出演メンバーでは一番先輩ということで、ハロプロ研修生としての立場がうまく働いてたんじゃないでしょうか。
適度な圧力がありました。
いっぽう味方につくと頼もしいところも、後輩たちへの面倒見のよさが出てましたよ。
♭公演では空気でしたねw
島倉りかちゃんにかき消されてました、あれはしょうがない。
野口胡桃ちゃん
ハロプロ研修生25期メンバー。
舞台は初めてということで、未知数というか正直あまり期待してませんでしたw
いい意味で裏切られましたね。
#公演では、おちゃらけキャラのひなたちゃんを演じました。
研修生発表会ではお姉さんポジションで売ってましたから、最初はかなりの違和感でしたよ。
ただ意外とすんなり受け入れられたんですわ。
終演後のトークショーでもはしゃぐ姿がみられたので、もしかするとこれが素の性格なのかと。
♭公演では、関西弁でしゃべるエスパーキャラを演じてました。
ソロパートで曲を披露する役でしたが、かなり歌えるようになってました。
実力診断テストでアドバイスされた腹筋をまだ続けてるんでしょうね。
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島倉りかちゃん
ハロプロ研修生27期メンバー。
コチラも初舞台ですね。
#公演では、気のよわいキャラクターのゆりあちゃんを演じました。
高い歌唱力をもっているメンバーですが、ガツガツいかないじゃないですか。
元からもってた、島倉りかちゃんのおとなしいイメージにピッタリの役でした。
ハロプロ研修生としてはいちばん後輩ですが、年齢は上から2番目。
もう年齢詐称して。
♭公演では、ライバルチームのリーダーを演じました。
憎たらしい役なのですが、そんなやり切るかと。
♯公演とのギャップがありすぎてビビりますw
とりあえず投票は♯組にした。
理由は島倉りかちゃんの安藤役を阻止するためや!
演技がうますぎて、そのまま“イヤな奴”イメージを持たれかねんわ。— Metくん (@met_hell) November 11, 2017
もう目玉が飛び出てましたからね。
#公演ではあまりみられなかった歌唱力も発揮。
演技の幅がいちばんあるメンバーでした。
前田こころちゃん
ハロプロ研修生24期。
つばきファクトリー主演舞台「ネガポジポジ」に出演してましたが、どちらかというとコンサート帯同に積極的なメンバーですよね。
やはりスタイルが良いと華があります。
そこは舞台でもかなりの武器になってました。
前田こころちゃんは、♭公演でようこちゃんを演じました。
ヨハンくんになった時がとにかくイケメンすぎ。
コレは惚れますわ…。
おもしろかったのが、チームのメンバーを「パワーがある」と褒めるんですよ。
いやキミやんwww
いざという時パワーで黙らせることができちゃいますから。
そんな前田こころちゃん演じるヨハンくんは、西田汐里ちゃんに表現できない力強さがありましたね。
#公演では、ライバルチームのリーダーを演じました。
とにかく脅威ですよねw
ライバルに見下げられて主人公たちがおびえるさまは、かなりリアルでした。
#公演・♭公演ともに完全なセンターポジションだったと。
そりゃデビューが騒がれるハズですわ。
小野琴己ちゃん
野口胡桃ちゃんとおなじく、ハロプロ研修生25期。
ネガポジポジにもでてましたね。
普段からおとなしそうに見せながらも、かなり気のつよさがにじみ出てるメンバー。
そんな想いを爆発させるような役回りでした。
♭公演ではかおるちゃんを演じました。
滑舌の悪さが気になったのですが、その生々しさがイイんです。
ライバルたちに怒りをぶつけるシーンでは、にごった声も相まってガチギレそのものでしたねw
心がこもりすぎなのか、演技力によるものなのか。
後ろの大ボス・前田こころちゃんがいなければ、もっと大きな存在に見えたかもしれません。
#公演では、横からはやし立てるような役。
野口胡桃ちゃんの関西弁に対し、コチラは名古屋弁。
「〜だがや!」
あの声でいわれたら本場の人って感じがしますやんw
とにかくぶっちぎりで個性的なイイ声ですね。
金津美月ちゃん
前田こころちゃんとおなじくハロプロ研修生24期。
「現場では一番人気」なんてウワサもありますが、着々とパフォーマンス力をつけてるのは確かです。
舞台においてもそんな地道さが見えるので、応援したくなるんですよ。
これぞ研修生舞台という感じでしょうか。
♭公演では、ひなたちゃんを演じました。
普段からヘラヘラしてるタイプですから、おちゃらけキャラはピッタリ。
ただ、笑うと極端に滑舌がわるくなるんですよねw
ハッキリしゃべろうとすると真顔になって、その繰りかえしに愛おしさを感じてしまいます。
演者としては問題かもしれませんが、アイドルとしては最高。
#公演でもおちゃらけキャラの役でした。
ちょっと憎さもあり、個人的にはこっちのほうが良かったですね。
山田苺ちゃん
島倉りかちゃんとおなじくハロプロ研修生27期。
27期がお披露された目当初から、そこそこ推されているメンバーですね。
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♭公演では、ゆりあちゃんを演じました。
パンフレットではいいかんじの少年だったのでその路線で期待してましたが、実物はやっぱ違います。
張りあげた声とか、挙動がちゃんと女の子でしたわ。
ただ目つきはかなりイイので、ライバルたちに罵られてるときでも芯のつよさがありますよね。
反撃の機会をうかがっているというかw
「みんなのピンチを救ってくれる」という役としては、いざという時やってくれそうな雰囲気がよかったです。
#公演では、ようこちゃんたちをおちょくる役。
ココは純粋に目つきのよさが活きてました。
演技も文句無しで、ただただムカつく女の子でしたねw
グッズ
公演パンフレット
\1,800
舞台は買うべきかなぁって。
日替りソロA5ワイドサイズ生写真4枚セット
千秋楽は投票で♯組公演だったらしいですね。
そんな4人の日替わりです。
\2000
たけぇ!バラ売りしてくれ!!
コンセントの日??
島倉ちゃんが電気タイプにみえてきました。
コレクションチェンジングキーホルダー
\500×2
島倉りかちゃんと金津美月ちゃんが当たりました。
9月の研修生発表会でも、ガチャこの2人だった気がするなぁ
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コレクション生写真
リスナーさんからいただきました!
一緒にもらったキーホルダーは西田ちゃんでした、最高やぁ…。
ありがとうございます!
工藤遥バングル
コチラもリスナーさんにいただきました!
ありがとうございます、くどぅー卒コン行けなくてスミマセンm(_ _)m
合計 \4,800
前田こころちゃんイケメンすぎて、もっと課金するところでした。
皆様の意見、間違った内容の指摘などがあればコメントください。
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コメント
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